クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

汗で汚れた夏物衣類を扱うことが多くなる時期は、水洗いによる事故も多く発生する傾向にあります。

今回は、不適切な表示がついていたために生じた事故事例を紹介します。

品名:紳士用ズボン

素材:綿72%、ポリエステル28%

取扱い絵表示:家庭洗濯弱30°以下・ドライ石油系

処理方法:石油系ドライクリーニングとウエットクリーニング

■ 衣類の状態

白色のズボンで、腰回り内側に赤色、黒色、ベージュ色のチェック柄の別布を使用している。

表示を参考に30℃程度でウエットクリーニングを行ったところ、内側腰回りの別布と接している部分が赤く着色した。

■ 原因

腰回りの内側に使用している別布のチェック柄の染色が不堅ろうであったため、移染が生じたもの。

■ 事故の防止対策

メーカーは、表示した処理に適合する素材を使用する。あるいは、表示を適正にすること。

※[クリーニングニュース]より引用

クリーニングは、水処理をする場合は配慮が必要になります。

洗濯物によっては、収縮、パッカリング、移染、色泣き、変退色、各種加工の脱落など、修正不可能な状態に変化することがあります。

よって、ウエットクリーニングを上手に出来るクリーニング店が『プロのクリーニング』ともいえます。

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