クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

有名な『MONO消しゴム』に、そっくりな消しゴムを許可を得ずに作っていました。

それは、MONO消しゴムのロゴからMの字を消すとONOになることにを付けた企画でした。

兵庫県の小野市観光協会の、PR企画。

しかし、先月に作った1000個の消しゴムが無駄になりました。

本家であるMONO消しゴムの製造元「トンボ鉛筆」の、許諾が得られていなかったことが分かったからです。

観光協会によれば、許諾は業者任せにしていたといいます。

PR用の消しゴムの製作を請け負ったのは、ノベルティーグッズの製造販売業者です。

既存の製品に、名前を入れるなどのサービスを行っています。

これは、その業者から観光協会に宛てたメールです。

「MONO→ONOについてはトンボさんに話をしました 同じフォントや白黒青のラインがなければ問題ありませんとのことです」(今年8月)

「株式会社トンボ鉛筆さんとお話しを致しました。営業担当者とトンボ本社の相談室にも確認を行いましたが、小野市観光協会さまの原稿を送り確認しました 。特に問題なしとのことでした」(今年9月)

先月、業者はONO消しゴム1000個を観光協会に納品。

ところが、許諾を得たという説明はどうやら事実ではありませんでした。

トンボ鉛筆が相談を受けたのは、ONO消しゴムが出来上がった後の先月になってからでした。

実際のデザインを検討した結果トンボは、「“MONOに見えるが実はONO”というネタの性質上、デザインが本物に非常に似ているため有料での販売はやめてほしい」と、回答。

同時に、すでに製品が出来上がっていることもあり、イベントの景品や市のPRに使うことは認めたといいます。

ただし、こうした経緯を知った観光協会の判断で販売はもちろん、景品として利用することも中止に。

トンボ鉛筆は今回のケースについて「地域振興が動機であり、模造品とは考えていない」としたうえで、「事前に許可さえ取ってくれれば問題なかった」と取材に答えています。

※[ANNnewsCH]より引用

ロングセラーのトンボ鉛筆の『MONO消しゴム』は、あの3色(ブルー・ホワイト・ブラック)ですが、色違いで真ん中に『ONO』入りでは、完全に類似品となると思います。

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