クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

平成30年度、事故発生要因の詳細について

● 製品の要因による事故は、5件。

「染色加工などの問題に起因する事故」は3件で、原因は全てが染色不堅ろうによるもの。

「縫製時の問題に起因する事故」は、パーツによってロットの異なる生地が組み合わされていたもの。

「生地・素材の問題に起因する事故」は、織糸の潜在的な撚りの乱れが原因と推定されるもの。

製品の要因による事故5件を原産国別に分類すると、中国2件、日本1件、不明2件となっている。

● クリーニングの要因による事故は、9件。

事故の内訳は、「不適切な洗浄による変化」5件、「不適切な処理による変化」3件、「不適切な薬剤の使用による変化」1件となった。

● 製品・クリーニング以外の要因による事故は、107件。

「損傷」56件、「色の変化」32件、「外部からの付着物」16件で、損傷が全体の半数を占めた。

「損傷」の原因で、物理的作用によるものは大半が着用に起因しているものと推測され、受付での点検で確認できた可能性がある。

「色の変化」は、次亜塩素酸ナトリウムなど薬剤の作用によるもの、紫外線やガスなどによるもの、その他の3つに大別できる。

「外部からの付着物」は、汚れの残留と推測されるものがほとんどを占め、簡単な染み抜き処理で除去できるものが目立った。

※[技術情報]より

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