クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

クリーニング組合連合会の技術部会より毎月発刊されている『技術情報』から、平成30年度(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)に、クリーニング総合研究所が鑑定した事故衣料品の解析が、出ました。

● 事故衣料品鑑定の総件数は、前年より5件減少の133件であった。

● 洗浄方法別件数は、ドライクリーニングが97件、ランドリー20件、ウェットクリーニング15件、不明1件であった。

● 事故別件数は、「損傷・形態変化」が65件、「色の変化」が56件でここ最近の傾向と異なり「損傷・形態変化」がわずかに多かった。

また、「損傷・形態変化」では「損傷」と「穴あき」が半数を占めた。

「色の変化」では「変退色」が半数を占め、「事故は生じていない」は収縮として依頼があったもの。

元の状態は確認できないが、外観上異常は認められないものや、異素材の組み合わせで収縮の差によって生じるはずの変形などが、認められないものであった。

● 素材別件数は、「1種類のみの素材を使用したもの」は68件、「2種類以上の素材を使用したもの」は57件、「副資材」は4件であった。

また、「1種類のみの素材を使用したもの」の上位5位までの素材は、ここ数年変化なく、「綿」「毛」「ポリエステル」「ナイロン」「絹」が占めている。

「2種類以上の素材を使用したもの」については、毛、綿、ポリエステルを主素材としたものが多く、混用する素材は1〜2種類のものが主体で、複雑な配合のものは少ない。

また、ポリウレタン樹脂などを用いた樹脂加工製品は、4件となっている。

● 取扱表示は、平成28年12月1日に取扱表示記号が変更された以降の製品は、新しい表示になっているが、鑑定品で新しい取扱表示が付いているものが少なく、全体の30%程度となっている。

※[技術情報]より

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