クリーニング大野屋の社長ブログ

事故の状態

綿80%、アクリル20%、白地に黒色柄の婦人ジャケットの洗浄に際し、衿、脇下に前処理をした。

衿回り、脇下等の黒色柄周りに青色がにじんだような状態になっている。

原因

取扱い絵表示では水洗いを禁止していることから、水に対する染色が不堅ろうであることが推測できる製品であったが、汗などの付着を考え、部分的に水性処理を行ったところ、黒色の染色が水に溶け出して白地部分を汚染したもの。

事故の防止対策

取扱い絵表示で水洗いを禁じている製品に水を使用する場合は、あらかじめ水に対する染色堅ろう度をチェックした上、染色が不堅ろうと判断されるものは、水による処理を避けること。

特に濃淡の著しい色柄製品については十分な注意が必要。

その他

汗で汚れた夏物衣料を扱うことが多くなる時期は、水洗いによる事故も多く発生する傾向にある。

水洗いによる事故を防ぐには、その品物が水洗いできるかどうかの適切な判断が必要となる。

※[クリーニングニュース]より引用

ページトップへ