クリーニング大野屋の社長ブログ

事故の状態

カーキ色の麻100%のジャケット、襟の表側、首周り、ひじ内側、ポケット口などが緑色に変色している。

色の変化は、変色部の生地の裏側や襟の裏側などには生じておらず、ひじ内側は、よこ方向のシワ状に変色している。

原因

着用中に付着した汗の成分がドライクリーニングだけでは除去されずに徐々に蓄積し、太陽光中の紫外線が作用したために染料が分解して変色したもの。

変色部分には、塩分やアンモニア、たんぱく質など汗に含まれる成分が多量に残留していることが確認できる。

気温が上がり陽射しが強い夏場は、衣類に付着した汗から水分だけが蒸発するため、塩分やアンモニア、たんぱく質が残留、蓄積することが繰り返されるためと考えられる。

事故の防止対策

汗汚れはできるかぎり除去すること。

汗汚れの付着が考えられる製品が持ち込まれた場合には、受付の段階で利用者に着用頻度や着用状況などを確認し、ウエットクリーニングでの除去が望ましいことを伝え、処理を勧めることがクレーム防止の有効手段と考えられる。

※[クリーニングニュース]より引用

猛暑日が続く夏場は、汗をかくシーンが多いと思います。

汗をかいた衣類は、ドライクリーニングだけでは「パンツがパリパリ」、「変色」の原因になります。

汗が大量に付着した場合は、ウエットクリーニングのすっきりバイオ』をオススメしています。

「汗は衣類の大敵」となりますので、ご注意下さい。

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