クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

クリーニング業264社を含む生活衛生関係営業3290企業を対象に、(株)日本政策金融公庫が行った2019年7月〜9月期の『価格動向に関するアンケート調査結果』によると、仕入価格が 前年に比べ「上昇した」と回答した企業割合は、生衛業全体では45.9%と、4期ぶりに前年調査を下回った 。

しかし、業種別でみるとクリーニング業は57.6%と、ホテル・旅館業(65.5%)、飲食業(61.5%)に次ぐ高さであった。

仕入価格上昇の背景として、クリーニング業が挙げているのは「原油価格の上昇」の82.1%。

これは全業種中で断トツの高さで、64.3%だった公衆浴場業以外は全て30%以下となっている。

クリーニング行が挙げた次位は「原材料等の製造業者による値上げ」の73.5%で、こちらは他業種と比べ、それほど大きな差はない。

また、仕入価格上昇分の販売価格への転嫁について、「全く転嫁できていない」と回答した企業割合が最も高かったのもクリーニング業で64.5%。

次位以下は、公衆浴場業の64.3%、理容業の60.0%で、生衛業全体では54.0%であった。

さらに、仕入価格上昇への対策で効果的だったものとして、「諸経費(人件費、光熱費等)の削減」を挙げたのが最も多かったのもクリーニング業で38.5%。

これらの結果から、クリーニング業は生衛業の中でも仕入価格の上昇に頭を悩ませている(ワースト3位)業界であるにも関わらず、上昇分を販売価格に全く転嫁きておらず(ワースト1位)、諸経費を削減(ワースト1位)することで、なんとか忍んでいる姿が浮かび上がってくる。

※[全ドラ新聞]より引用

クリーニング業は、主燃料が石油で、ボイラーは重油か灯油を使用します。(ガスボイラーを除く)

ドライクリーニングは石油系溶剤を使用し、包装紙やプラスチックハンガーなど、多くのものに石油製品を使っています。

その為「原油価格の上昇」が、断トツに高いのは納得しています。

しかし、全く価格に転嫁できていないとは(驚き)

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