奨学金は、いまや大学生の半数以上が受給しているという。

日本学生支援機構の『2014年度 学生生活調査』(今年3月発表、全国の大学学部、短期大学、大学院に在籍する学生を対象に調査。有効回答数は4万5577人、隔年調査)によると、『大学学部生』における受給率は51.3%、『短期大学生』は52.9%、『大学院修士課程』は55.4%、『大学院博士課程』は62.7%、『大学院専門職学位課程』は51.8%だったとのこと。

家庭の年間平均収入額は、大学生がいる家庭が824万円。

短期大学生は658万円、大学院博士課程が734万円、大学院専門職学位課程が799万円のようだ。

奨学金受給割合を、家庭の年間収入別にみると、受給率が最も高いのは、年収500〜600万円世帯で12.7%。以下、600〜700万円で12.4%、400〜500万円が11.1%、700〜800万円が10.9%、300〜400万円が10.1%。また、1000万円以上の受給率も11.0%に達した。

奨学金に関しては「給付型の奨学金が少ない」「貸与型の利息が高い」など、諸問題が指摘されているとのこと。

2018年からは住民税非課税世帯の対象者に向けた『給付型奨学金』が始まるが、給付額は国公立に通う自宅生が月2万円。

国公立の下宿生と私立の自宅生は3万円。

私立の下宿生が4万円。

1学年あたり約2万人を対象としているため、限りがあるのが現状で、こちらも『狭い門』のようだ。

※[夕刊フジ・週刊ＪーCAST通信]より引用

奨学金をもらいながら大学に通う学生は、年々増えているようです。

ほとんどの人が、卒業と同時に返済をはじめなければいけなく、ある調査によると平均返済額288万円で、完済までにかかる予定の期間は約16年、返済義務のない人を除け ば、平均返済額は324万円、完済予定期間は約18年になるようです。(驚き)