クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

  特徴

O157は、腸管出血性大腸菌の一種。もともとは牛やヤギなどの腸にいる。

人間へは、菌が付着した手で食品を食べたり、口の周りを触ったりして口から感染する。

お腹に入っても、すぐに発症しない。

3〜5日の潜伏期間を経て、下痢や腹痛が起きる。

効果的な治療法はなく、菌が便とともに排出されるのを待つ。

症状が悪化しなければ、脱水にならないよう水分を補給しながら安静を保つ。

O157は、『ベロ毒素』という腎臓の細胞を壊す強力な毒素を出す。

免疫が未熟な子どもは重篤化しやすく、急性腎不全や血小板減少などの溶血性尿毒症症候群(HUS)、脳症を併発する。

感染者のうち、重篤化するのは6〜7%という。

重篤化のサインを見逃さないようにしよう。

「おなかが非常に痛い」「高熱を伴う」「血便がひどい」などの症状があれば早めに受診した方が良い。

■ 感染状態

2012年に牛生レバーの飲食店での提供が禁止されるなどし、O157を含む腸管出血性大腸菌の感染者数は減少傾向にある。

ただ、菌の繁殖が活発な夏場は十分な注意が必要だ。

広島県での感染者は、過去10年で計746人。

月別で見ると、半数以上が7〜9月に集中している。

■ 予防のポイント

感染を広げないための家庭での対策は「菌を増やさない」「広げない」「殺菌する」〜が3本柱になる。

冷凍化で菌の増殖はないが、死滅はしない。

菌がいれば、凍らせた肉を常温で解凍すると増殖する。

冷蔵庫でゆっくり解かすなど、菌を増やさない工夫が要る。

調理時は、石鹸でしっかり手を洗う。

食品の表面に付着したO157は75度で1分間加熱すると死ぬため、子どもや高齢者が食べる肉は火を通したい。

生肉を切った包丁は、次の食材を切る前に必ず洗剤で洗う。

肉類と野菜でまな板の裏表を使い分けるのも効果的。

洗剤で洗った後、さらに熱湯消毒やアルコール消毒をしておけば安心だ。

※[中国新聞朝刊]より引用

腸管出血性大腸菌O157は、夏場は特に注意が必要です。

先日、総菜店で買ったポテトサラダを食べた人がこれに感染されましたが、お腹の痛みや高熱、血便は、重篤化のサインのため発症したら早めに受診が必要です。

しっかり予防もしましょう!

ページトップへ