クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

■ 石油系ドライクリーニングによる接着縫製の剥離

水洗いによるリスクを考えジャンパーを敢えて石油系溶剤でドライクリーニングしたところ、ポケットの接着縫製が剥離した。

•組成表示・・・表地ポリエステル100% 裏地ポリエステル88% ナイロン12%

•取扱い絵表示・・・手洗い30度以下 ドライ禁止

•洗浄方法・・・石油系溶剤によるドライクリーニング

•事故原因・・・ポケット部分が接着縫製であったため、ドライクリーニング溶剤の作用で剥離が生じたもの

以上紹介した取扱い表示が関連するクリーニング事故は、旧来の家庭における取扱方法を指示することを目的としたJIS L 0217の取扱い絵表示によるものが主体です。

昨年12月から適用されているJIS L 0001では、ドライクリーニングとウエットクリーニングが商業クリーニングのための処理記号と規定され、実機による試験方法も定められていますが、適切な溶剤管理や仕上げ方法の選択などはクリーニングの責務です。

これらを常に意識することによって、不要なトラブルを防止するようにするべきです。

※[技術情報]より引用

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