クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

■ 濡れ掛けプレスによる接着芯地の収縮

取扱い絵表示を参照してワイシャツをランドリーしたところ、ボタンホール側の前立てや衿などが収縮した。

•組成表示・・・ポリエステル50% 綿50%

•取扱い絵表示・・・水洗い40度以下ネット使用、陰干し

•クリーニング処理方法・・・ランドリー、ワイシャツプレス機での濡れ掛け仕上げ

•事故原因・・・ワイシャツプレス機による濡れ掛け仕上げの繰り返しにより前立て、衿、カフスに使用されている接着芯地に収縮が生じたもの

表示されているアイロン仕上げ処理の記号は、家庭でのアイロン仕上げについて情報を提供するための記号です。

クリーニングでは、ハンドアイロンを使用して仕上げを行う場合に限定して参考にすることができるだけで、各種のプレス機やパフアイロン、スチームボックス、スチームトンネルなどによる仕上げの可否については、クリーニング業者の責任において判断することになるため、濡れ掛けプレスによる接着芯地の収縮はクリーニング側の責任になります。

※[技術情報]より引用

形状安定シャツに付けられている一般的な表示もありますが、最近では形状安定シャツであっても表記されていないものもあります。

但し「高温プレスはお避け下さい」などの付記用語を付けているものもあり、一般的にみると形状安定シャツかどうか分かりにくいのではないかと思われます。

クリーニング業界では、ワイシャツでの取扱いは一般的に濡れ掛け高温プレスになります。

ワイシャツとシャツ仕上げは、作業工程が違います。

クリーニング料金も違い、このようなトラブル防止のためには、シャツでの取扱いが必要になります。

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