広島県と三原市は、温泉宿泊施設『みはらし温泉』で発生したレジオネラ菌の集団感染で、広島県は25日、入院していた県内の50代男性がレジオネラ肺炎のため死亡したと発表したとのこと。

患者数は県内外の30〜80代の計40人で、男性34人、女性6人。

全員が日帰り入浴施設を利用していたようだ。

原因が確定すれば、市が営業停止を含めて処分を検討するそうだが、この施設は8年前にも感染者を出しており、利用者や市民からは、施設や行政の対応について怒りや疑問の声が漏れているようだ。

※[中国新聞朝刊]より引用

『レジオネラ菌』を、詳しく調べてみました。

土壌や河川など自然界に生息する細菌の一種で、必ずしも温泉固有に生息しているものではないようです。

循環式浴槽など水(湯)が停滞する『39度前後』の環境で増殖しやすいのですが、その水を飲んでも感染すると言うわけではないそうです。

この水中の微粒な菌が、シャワー、湯気により空間中に飛散・霧状となり、それを人間が吸い込み「呼吸器より肺」に感染するとされているようです。