クリーニング大野屋の社長ブログ

『胆管がんの恐怖』 2015年10月2日(金)

54歳の若さで川島さんを襲った病魔は、肝内胆管がんだった。早期発見が困難で、抗がん剤や放射線治療も効きにくいと、されている。今年7月には、大手ゲームメーカーのA社長も同じ病に倒れた。

この恐ろしい病とはー。

川島さんは、2013年夏に人間ドックの検査を受けた際、がんが見つかった。昨年1月に都内の大学病院で、12時間に及ぶ切除手術を受けて、復帰。だが、病魔は川島さんの体をむしばんでいた。

この肝内胆管がんとは、どんな病気なのか。

医学博士のB氏は、「肝臓と十二指腸をつなぐ胆管にできる。自覚症状がほとんどないため、早期発見がしにくく、治療が困難。そのため、5年生存率が50%程度とされる難病だ」と説明する。

胃がんや大腸がんなどに比べて症例数が少なく、今年7月、A社長が同じ病気のため55歳で死去。

男性に患者が多く、40代後半から60代までが発症年齢のピークといわれる。川島さんは、ワイン好きとして知られていたが、「飲酒が病気のリスクを高めたとはいえず、はっきりした原因はわかっていない」という。

「胆管がんに効く抗がん剤は未開発のため、抗がん剤治療が期待できず、胆管は放射線が当てにくい部位でもある。外科手術しか有効な治療法はない。病気が進行してから発見されることが多いため、再発と転移の危険もつきまとう。」(B氏)

病気を防ぐためには、まめに検査を繰り返すしかないようだ。

※[夕刊フジ]より引用

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