クリーニング大野屋の社長ブログ

洗濯機の「かび臭い」においの原因はかびではなく、細菌がつくる硫黄化合物であることが日用品大手ライオンの分析で分かった。

家庭で2〜15年使われた洗濯機14台の内部の空気を袋に集め、かび臭い成分を調べると、生ゴミに含まれる硫黄化合物だと判明。

においがするのにかびが生えていない洗濯機が2台あったため調査した結果、原因はマイコバクテリウムという土壌や河川に広く存在する細菌の仲間だとわかった。

この細菌は14台すべての洗濯機で見つかり、細菌を増殖させる実験では硫黄化合物が増えるのを確認できた。かびの生えた洗濯槽もあったが、においにはそれほど関係していないという。

同社の発表によると、菌はカビよりも増殖速度が速いため洗濯槽クリーナーによる2〜3カ月に一度の定期的なお手入れに加え、日頃の対策が重要となるそうです。

マイコバクテリウムは洗濯機の内部が約30℃、湿度が90%以上になると増殖しやすくなるので、洗濯機を使った後はふたを開けて湿気を逃すのが予防につながるということです。

※[朝日新聞夕刊]より引用

この対策を、クリーニングのプロが教えます。

【酸素系漂白剤】を使用します。粉でも液体でもOKです(ライオンのブライトなど 塩素系は×)。*スーパーなどで、約750gが200円前後で販売しています。

《ドラム式は除きます》

1.お風呂の残り湯を追い炊きするか、お湯を足して50℃位にした水を洗濯機に高水位(満水)まで入れます。そこに、酸素系漂白剤を1本全て入れて下さい。

2.排水してしまうのをさけるため、必ず【洗い】のみで、3~5分回して下さい。

3.浮いたゴミは大体でいいので、100均等に売っているすくい網(熱帯魚用とかの物)で掬ってください。

4..2〜3時間放置した後、再度【洗い】のみで3~5分回してゴミを掬ったら、そのまま放置します。

5.約8時間後、再度【洗い】のみで3~5分回し、浮いたゴミを掬います。そして、高水位で【洗い・排水・脱水】のコース運転をします。

6.きれいな水を使用し、高水位で【洗い・すすぎ・排水・脱水】の標準コースで運転をします(空回し、して下さい)。

7.糸くずとりのネットを、洗い流すします。

※ほとんど洗濯槽のお掃除をした事がない洗濯機の場合、汚れに反応して泡が出過ぎる場合があります!その場合は泡だけすくって捨ててください。

 それでも泡が止まらない場合は、少し水の量を減らして回してみて下さい。

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