クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

レジ袋有料化や、飲食店でのプラスチックストロー廃止など、環境対策としてプラスチックゴミを減らす取り組みが相次いでいるなか、「レジ袋もストローも燃やせばいい」と異論を唱えるのが、中部大学総合工学研究所の武田特任教授。

東京都内では、プラごみを可燃ゴミとして燃やしている現実もあるという。

世界の潮流とは真逆にもみえるが、暴論か正論か。

日本は、これまでリサイクルしきれないプラごみを輸出してきたが、有害廃棄物の国際的な移動を規制するバーゼル条約の締約国会議が、今年5月、汚れたプラごみを規制対象に加える改正案を採択した。

レジ袋や、ストローを含むプラごみが目の敵にされている状況だが、武田教授は「プラスチックはどんどん燃やせばいい。燃やさないから、処理しきれなかったプラごみが海洋ごみとなる。ダイオキシンが出て環境に悪いという学者もいるが、今は高温で燃やす焼却炉もあるため問題はない。そもそもレジ袋は体積が小さいので減らしてもほとんど意味がない」という。

武田教授の考えを実践しているといえるのが、東京都だ。

09年3月から、東京23区すべてでプラごみを可燃ごみに分別している。

焼却の際に熱エネルギーを回収・利用できるサーマルリサイクルを活用できることや、埋め立てる最終処分場が限られていることが理由のようだ。

これに対し、ジャーナリストの杉本氏は「都の取り組みのように燃やせばコストが安く、高温であれば害が少ないともいわれるが、塩化ビニールを大量に燃やすため、施設の痛みが早くなり、結局は修理・保全でコストがかかることになる。一度正確なコストを試算する必要はあるが、東京都も世界的な動きに合わせる必要があるだろう」と、見解を示すとのこと。

※[夕刊フジ]より引用

今回シリーズでお届けしましたが、廃プラ問題は奥が深く、今回の武田教授のように燃やせばいいという考えもあります。

使わないようにするか焼却するのか、さらに行政によってはごみ収集で違いがあり、正しい結論が出ることを望みます。

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