クリーニング大野屋の社長ブログ

中国の『996問題』とは 2019年4月27日(土)

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

中国で、道路を逆走して警察に呼び止められた若い男性が「残業が多くてストレスがすごいんだ」と泣き叫ぶ動画が、話題となっている。

今、中国では「長時間労働」を訴える若者達が増え、『996問題』と呼ばれている。

尋常でなく興奮しているのは、自転車で道路を逆走して警察に捕まった若い男性だ。

携帯電話で誰かと話をした後、その電話を投げ捨てると飛び降りるつもりなのか橋の上へ。

そして、叫び声である。

若者が激高した理由は、残業などのストレスだという。

今、中国で話題となりつつあるのが『996問題』。

中国のIT企業などでは当たり前といわれる、午前9時から午後9時まで週6日働くこと。

この動画を中国のメディアで注目され、若者の間では涙を流していた男性への共感が広がっているとのこと。

※[ANNnewsCH]より引用

この件を、詳しく調べてみました。

中国の労働法では労働時間は週5日、1日8時間と定められていますが、現実はなかなかそうもいかず、IT業界だけでなく、金融、メディア、広告などの業界でも、週5日、1日8時間労働は、ぜいたくな望みのようです。

製造、サービス、宅配業などに至ってはもっと長いとのこと。

長期的に『996勤務』状態にある従業員には、満足のいく給与をもらい続けるために今の企業に残るか、辞めて労働と給与のバランスが良い企業を探すかの、2つの選択しかなく、多くの企業は、まさにこの手法で従業員を淘汰し、忠実で勤勉な者が残るように仕向けているようです。

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