クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

特徴的なダウンジャケットである為、お手入れ方法も慎重さを要します。

特に誤解して頂きたくない事として、圧着部分の剥がれは製品の特性によるもので、本質的にはクリーニングが主原因ではないということです。

シームレスダウンは、ドライクリーニングが出来ず水洗いが原則です。

これは洗濯表示を見てもわかりますが、一部メーカーでは稀に「ドライクリーニング可」を意味する表示がされているケースもあるようです。

このような場合は、必ず「ドライクリーニングで圧着部分が剥がれないか?」を検討し、慎重に取扱いを確認する必要があります。

また、着用状態によっては、クリーニングする前に圧着部分の一部に剥がれが起きている場合もあります。

受付時には、十分な検品が必要となります。

クリーニング店によっては、クリーニングをお勧めしない場合もあります。

クリーニングして綺麗にすることは出来ても、副作用として剥がれることが想像でき、元の状態から悪化させてしまうからです。

つまりシームレスダウンは、縫い目を無くし樹脂で圧着することで機能性は向上したが、経年劣化する樹脂を用いている為、耐久性が劣ります。

よって、クリーニング店では綺麗に洗うことは出来ますが、耐久性を蘇らせることは出来ない事を理解して下さい。

※[東京都クリーニング生活衛生同業組合HP]より引用

シームレスダウンは、いろいろな問題が起きることをご理解下さい。

クリーニングを受付する場合、お客様(利用者)に対して『説明責任』も必要です。

クリーニングをご利用頂く場合には、受付スタッフからの『注意事項』をご確認の上ご利用下さい。

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