クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

機能的側面から見るば優れた商品といえますが、その機能を生み出す為の製造方法に問題があります。

問題のある箇所は圧着してある部分で、圧着に用いられる樹脂に『ポリウレタン』が使用されているケースが多く、着用状態などにもよりますが3年程で圧着部分が剥がれてきます。

ポリウレタンというのは、空気中の水分や熱や紫外線など、生活するうえで避けられない環境の中で、少しずつ成分が分解され必ず劣化します。

また、3年程度で寿命を迎える素材です。

ポリウレタンが用いられた衣料品としては、シームレスダウン以外にも『合成皮革』や『人工皮革』、伸縮性のあるストレッチ素材が用いられたパンツなどが流通しています。

これらのポリウレタン素材が使用された衣料品は、全て製造から劣化がスタートしていますので、その点においても注意が必要です。

近年衣服を購入する手段は、百貨店やセレクトショップだけでなく『フリマアプリ』や『オークションサイト』などで安く購入する消費者が、増えています。

フリマアプリやオークションサイトで購入された場合は、素材の寿命があと半年や1年しかもたなかったり、既に寿命を迎えているシームレスダウンも売られている可能性が十分考えられるのです。

購入しようとする場合は、こうした素材の特徴を理解して、購入を検討するようにしましょう。

※[東京都クリーニング生活衛生同業組合HP]より引用

ポリウレタン素材を使用している製品については、今までにもブログで紹介しましが、『寿命』は製造されてから約3年となりますので、ご理解ください。

シームレスダウンのクリーニングの取扱いをしていないクリーニング店もあるようです。

次回は、シームレスダウンのお手入れについて解説します。

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