クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

数年前から、ダウンジャケットのキルティング部分に縫い目がなくテープで貼ったような仕様で作られたダウンジャケットが、人気です。

こうしたダウンジャケットは『ノーステッチ加工』や『シームレス加工』と言って、縫い目がないことにより機能性を高めています。

しかし、この加工には大きな弱点があります。

シームレスダウンとは、ダウンジャケット特有のもこもこしたキルティングにあるステッチ(縫い目)部分に樹脂による圧着加工を行い、限りなく縫い目を減らした『ノーステッチ加工』または、『シームレス加工』といわれる新技術によるダウンジャケットです。

一般的な従来のダウンジャケットは、ダウンの入った生地の仕切りを作るのに糸とミシン針を用いて縫製しています。

つまり、針を通すことで、微細な穴がどうしても存在していました。

この微細な穴は、着用やクリーニングを繰り返すことで少しずつ広がる場合もあり、中に充填されているダウン(羽毛)やフェザーが噴き出してくることがあったり、温かい空気が逃げてしまう原因にもなっていました。

更に、微細でも穴があることで、雨による水滴を通してしまうこともあります。

ところが、シームレスダウンでは、針を通さず樹脂を使い圧着しているため、そもそも穴が存在しません。

それにより、暖かさはそのままに撥水、防風、軽量化を実現し、更に、噴き出しなどのトラブルへの課題解決も実現した。

これが、シームレスダウンのメリットです。

※[東京都クリーニング生活衛生同業組合HP]より引用

今の時期はダウン製品のクリーニングが増えていますが、シームレスダウンも見かけます。

特徴やメリットも理解した上で、次回はデメリットを紹介します。

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