クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

ズボンで白色、素材は綿100%、取扱い表示は手洗い30度以下ドライ禁止、タンブル乾燥禁止

■ 事故の状態

腰の部分に付けられたブランドロゴの入った皮革のパッチから染料が溶け出し、パッチの周囲や裏側生地などを汚染(=色泣き)している。

■ 原因

表示に従い、手洗いによる水洗処理を行ったところ、天然皮革の染色が不堅ろうであったため、染料が溶け出して周囲の生地を汚染したもの。

取扱い表示では、ドライクリーニングを禁止し、手洗いによる水洗いを可としているが、染色状態をチェックした結果では、水および石油系溶剤のいずれにしても染色が溶け出すことが確認できる。

■ 事故の防止対策

製品の製造メーカーは、染色の不堅ろうな天然皮革の使用を避けること。

クリーニングにおける対応として、染色した天然皮革を組み合わせた製品については、水洗い、ドライクリーニングのいずれにおいても染料が溶け出すことを前提に、使用する染色堅ろう度をチェックする。

堅ろう性に問題がある場合には、利用者にその旨を伝え、処理を断るなど適正に対応すること。

※[クリーニングニュース]より引用

ジーンズやチノパンなどのカジュアルパンツには、ブランドロゴなどの入った天然皮革のパッチが付けられているものが多くあります。

天然皮革は色泣きするものもあるので、特に天然皮革の色合いが品物より濃色の場合注意が必要となります。

クリーニング業者は、水や石油系溶剤などでチェックし、色泣きする場合には利用者に対して理解を求めることが必要となります。

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