クリーニング大野屋の社長ブログ

いろいろな生地がある中に、2枚の生地を貼り合わせて1枚のような生地にし、厚みを持たせ、外側と内側で素材を変えたり、素材は同じ物でデザインを変えたりする『ダブルフェイス生地』というものがあります。

マフラーやストールなどによくありますが、他にもTシャツ、ジャケット、コートなどにも使用されています。

生地の作り方は、2枚の生地の裏地同士を部分的に縫い付ける『二重織』と、ポリウレタン樹脂などを接着剤として使用し貼り付ける『ボンディング』という方法があります。

2枚の生地を部分的に縫い付け、表地と裏地で異なる素材が組み合わされている場合には、注意が必要です。

例えば『ニットと織物』『合成繊維とシルク』『ウールと綿』など、異なる生地同士の時には『引きツレ(ねじれ)』を起こすことがあります。

また、染色が違うものや、濃淡で組み合わされた柄物などは『色泣き』や『移染』が起きる場合もあります。

購入の際には洗濯表示を確認するようにして下さい。(表示に、色落ちする恐れがあるなど)

ボンディング加工の衣類では、接着樹脂であるポリウレタンが経時劣化を起こして、樹脂がシミ出してしまう場合があります。

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