クリーニング大野屋の社長ブログ

水シミに要注意! 2016年6月20日(月)

梅雨時期です。

雨や傘から落ちる滴などで、衣服がシミになることがあります。

水シミ=ウォータースポット現象とは?

『ウォータースポット』という言葉を聞いたことがありますか?

業界では、水分によってシミになる現象を『ウォータースポット現象』と呼んでいます。

この現象は衣服に限らず、様々なシーンで似たようなものが見られます。

例えば、雨の後乾いた車のボンネットや窓にできた『水あか』。

雨の後にお手入れをしないまま、放置した革靴に出来るシミなど。

発生に伴って細かいメカニズムは違いますが、素材によっては水からの影響を大きく受けてしまう、という点では一緒です。

使用されている繊維により、水シミの発生し易さは判断できます。

特に水に弱い繊維は、『綿』と『レーヨン』です。

『レーヨン』は意外に多くの製品に使用されていますので、要注意です!

また、最近では布地の風合いを重視する為『仕上げ加工剤』が多様されているので、水の影響を受け水シミを発生し易くしているケースもあります。

『レーヨン』は水を吸い易く、水により膨張・収縮し易い繊維です。

つまり変化し易い繊維のため、水分から受けた変化により繊維表面の光から受ける反射の仕方が変わり、水に濡れた部分が乾いた後もシミになったように見えることがあります。

『ウォータースポット』の防止対策としては、汗や雨によって生じた輪ジミを放置しておかないことです!

速やかに、クリーニング店へ持って行くことをオススメします。

※[東京都クリーニング生活衛生同業組合 HP]より引用

この梅雨時期は、撥水加工がしてある品物の着用する、されていない物には撥水加工を行う(市販の撥水スプレーまたはクリーニング店で加工する)ことをオススメします!

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