広島県北部の安芸高田市内で今年、シカと乗用車が、衝突する事故が増えている。シカの行動が活発化する夕方から夜間にかけての事故が多いという。

安芸高田署に届け出があったシカとの衝突による人傷・物損事故は8月現在で25件。昨年同期の13件のほぼ2倍に増えた。

又、乗用車との衝突が原因とみられるシカの死骸などの情報も40件あり、昨年同期比で14件増となっている。安芸高田市地域営農課は「山が荒れ、食物がある人里に生息するシカが増えているからではないか」とみる。

同署などでは、ドライバーに「いち早く発見する為に夜間はヘッドライトを上向きに」と促している。

※[中国新聞 朝刊]より引用