クリーニング大野屋の社長ブログ

障害者の環境〜「悪化」が7割 2017年7月28日(金)

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

相模原の障害者施設殺傷事件から1年となるのを機に共同通信が、全国の知的障害者の家族を対象に実施したアンケートで、回答した304家族の7割近くが、事件後、障害者を取り巻く環境が悪化したと感じた経験があることが分かった。

インターネットなとでの中傷を挙げた人が多く、利用する施設や職員への不安が増したとの回答も目立つ。

『共生社会』の重要さが指摘される中、差別や偏見に苦悩する現状が浮き彫りになった。

アンケートは、6月下旬から7月上旬にかけて実施。

知的障害者親らでつくる『全国手をつなぐ育成会連合会』を通じて全国の家族に質問書を約550部配布し、304家族が回答した。

■ 障害者家族アンケート結果

事件後、障害者を取り巻く環境悪化を感じた経験がある・・・68%

経験なし・未回答・・・32%

《環境が悪化したと感じた具体的な経験》

インターネットなど匿名の世界での中傷・・・31%

利用している施設・職員への不安・・・28%

被告の措置入院歴から精神障害者へ偏見・・・23%

差別恐れ障害のことを口にしづらくなった・・・4%

本人や家族が直接、差別的な言動を受けた・・・2%

(アンケート回答者全員のうち、複数回答)

※[中国新聞朝刊]より引用

私は、中小企業家同友会の広島西支部障害者問題委員会の委員長を務めています。

21日には廿日市市で、映画『みんなの学校』の上映会を開催しました。

この映画は、大阪市住吉区にある公立小学校を舞台としたドキュメンタリー映画です。

2006年4月1日に大空小学校として開校し、学校独自教科『ふれあい科』を設定。

自分や他者の良さに気づいて、共に生きる力を付けさせることを目指しておられます。

この延長として、特別支援対象となる児童を区別せず同じ教室で学ぶ取り組みを実施されています。

共に育ち、共に生きる『共育共生』の社会を目指す必要性を感じることのできる、素晴らしい映画です。

『共生社会』の重要さが指摘される中、今後共に考え、共に行動していく所存です。

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