テレビのリモコンなどに使われている人体に無害な近赤外線を当て、がん細胞を壊す「近赤外線免疫療法」(光免疫療法)。

開発者の米国立がん研究所(NCI)主任研究員の小林氏によると、安価で患者の体力への負担が少ない治療法の実用化に向け、すでに米国で臨床試験に入っているようだ。

光免疫療法は、がん細胞にくっつく性質を持つ抗体に色素を付け、そこに近赤外線を浴びせると光化学反応が起こり、がん細胞が破壊される−という仕組みとのこと。

光免疫療法は身体の表面に近い皮膚がんだけでなく、肝臓がんや大腸がんなどあらゆるがんに対応できるという。

光免疫療法に用いられる抗体は米国で認可された毒性が少ないものを使用、『IR700』も体内に取り込んでも尿中に溶けて排出されるため、体に与える負担も少ないようだ。

また、治療費の患者負担の軽減にも繋がるかも？

※[夕刊フジ]より引用

私の父も数年前にがんを宣告されましたが、年齢のことを考え手術などは行いませんでした。

これまでのがん治療の主流は『外科手術』や『抗がん剤治療』で、身体への負担が重いので、実用化すれば画期的ながん治療になりそうですが…待ち遠しいものです。