クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です.

日本列島を厳寒が襲いインフルエンザや風邪が猛威を振るうなか、その対策の1つとして利用される加湿器が危ない。

大分県国東市内の高齢者施設で昨年12月以降、80〜90代の男性3人がレジオネラ菌に感染、うち90代の男性1人が肺炎で死亡する事故があったが、感染源とされたのが、加湿器だった。

手入れの方法を間違えれば若い人も命に関わるという。

● 発症で致死率60〜70%

レジオネラ菌は、ビルの空調設備の冷却塔、共同入浴施設、ジャグジー、家庭の循環式浴槽など水温20度以上の人口循環水で発生する。
風邪などと同じように気道感染し、2〜10日の潜伏期間を経て肺炎を発病すれば、致死率は60〜70%だという。

● 超音波式加湿器には注意が必要

大分の施設でレジオネラ菌が検出された加湿器は、超音波振動を与え水蒸気を発生させるタイプだった。
大手家電量販店によると、超音波式は比較的狭い部屋に適し、デザインも豊富なため、圧倒的な人気だという。
フィルターを通す気化式や、水を加熱するスチーム式、複数の方式を組み合わせたハイブリッド式などは菌をある程度防ぐ仕組みがあるが、単純な超音波式の場合、水を入れるタンクの掃除を怠るとレジオネラなどの菌が繁殖しやすいという。
ただ、大分の高齢者施設では超音波式加湿器のタンクを毎日すすぎ洗いし、専用ブラシや消毒した歯ブラシで小まめに掃除していたとされる。
『レジオネラ症対策のてびき』(日本環境衛生センター)の著者、中臣昌広氏は加湿器の洗浄方法について、「ブラシなどで物理的に洗浄することは有効だが、ブラシできつくこすれば、材質によっては菌がその傷から入り込むこともある。そのため、塩素系の薬剤などで消毒するのが確実」と話されている。
※[夕刊フジ]より引用
加湿器の問題でしたが、洗浄するための塩素系といえば『次亜塩素酸ナトリウム』です。
洗浄する時にブラシなどでこすってキズになるのもダメですが、塩素系の薬剤を使用するにも注意は必要です。
昨年3月に広島県三原市で起きた温泉宿泊施設での集団感染事件では、死亡者1人を含む計58人の感染者を出しました。
『衛星管理問題』が指摘され、公衆浴場での管理体制の強化も必要ですが、加湿器での感染もこれに良く似ています。
より安心、安全な加湿器を使用することが、大切だと思いました。

 

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