クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

 

『じゅうたん・カーペット』とは…

じゅうたんとかカーペットと呼ぶ敷物には、多くの種類があり、それらの分類法も多様です。

繊維から作られる敷物全般を「カーペット」と呼びます。

カーペットには「パイルのあるカーペット」と「パイルのないカーペット」の二つのグループがあります。

パイルとは、柔らかい細い立ち毛の意で、パイルのあるカーペットは、タオルやブロードのように表面がふわふわしています。

カーペットの主流は「パイルのあるカーペット」のほうです。

このグループには、古来より有名なペルシャじゅうたんなどの手織りカーペットをはじめ、産業革命の発展とともに生み出された機械織のカーペット、そして、織るのではなく、基布にパイル糸を高速で刺し込んで作る戦後生まれの刺繍カーペットなどがあります。

 

『緞通(だんつう)』とは…

ペルシャのカーペット(ペルシャン・カーペット)のことを、わが国では「ペルシャじゅうたん」と呼ぶことがあります。

「じゅうたん」と呼ぶのは、明治時代に外国製カーペットが輸入されたときに『絨毯(じゅうたん)』と表現したことに由来しています。

また、手織りカーペットのことを『緞通(だんつう)』とも呼びました。

これは江戸時代に中国から手織りカーペットが伝えられた時、中国語の毯子(タンツ)に緞通という字を当てはめたものです。

緞通は「パイルのあるカーペット」で手織りのもの、すなわちペルシャや中国製の手織物じゅうたんをさすときに使われます。

 

日本では…

「じゅうたん」といえば、パイルのあるもので手織りか機械織の上等なもののことです。

また、「緞通」といえば手織りものもを指します。

そして「カーペット」といえば、パイルのあるものに限らず安価なフェルト状のものを指すのが一般的です。

※《THE AFTER》より引用

 

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