クリーニング大野屋の社長ブログ

『獣毛繊維』のあれこれ⑤ 2018年12月14日(金)

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

★ 優美な光沢があり細くて軽く温かい

世界の羊毛の年間生産量は、約100万トンあります。
それに対して、獣毛はカシミヤやアルパカなど、その全てを合わせても、羊毛の20分の1くらいの生産量です。
希少というだけでも貴重品扱いされるものですが、高級獣毛繊維はどれにも優美な光沢があり、その多くは平均的な羊毛よりも細くて軽く、温かいのが特徴です。
羊毛の極細の高級品『スーパーファインウール』が19.5ミクロンよりもほとんどの獣毛繊維は細く、代表されるビクーニャが10〜14ミクロンで如何に細いものがあるか分かります。

● 「神の糸」ビクーニャ

ビクーニャは、南米アンデス山脈の標高4000〜6000㍍の高地にのみ生息する野生動物です。
富士山よりも高いところに棲んでいるので、厳しい寒さや乾燥から身を守るために、身体は、極めて細く柔らかなわた毛で覆われています。
その毛はインカ帝国時代には「神の糸」と呼ばれた貴重なもので、「その上質の織物を身に付けることがインカの王や貴族の特権とされ、ビクーニャの織物を無許可で使用することは極刑に示したほどであった」と言われています。
ビクーニャの毛は、その細さゆえ柔らかくて肌触りが良く、黄金のように輝く優美な光沢が特色です。
※[ジ・アフタ]より引用
気になる価格は?(ネットから)
ブランケットで324万円、ストール29万8千円、マフラーは約15万円、セーター約58万円です。
ボルサリーノハットは自民党の方が被っていそう。(約14万円)

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