クリーニング大野屋の社長ブログ

『獣毛繊維』のあれこれ③ 2018年12月11日(火)

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

★ 羊以外の動物から採れる『獣毛繊維』

衣料用の繊維となる毛が採れる動物は、限られています。

たとえば、豚や牛、馬の毛は、ブラシ類や衣服の芯地などに使われることがありますが、衣服の生地素材として用いられることはありません。

一方、羊、カシミヤやぎ、アンゴラうさぎなどの毛からは繊維がつくられ、衣服によく用いられています

なかでも最も生産量が多くて、衣服素材として重要なのは羊の毛。

その毛からつくられる繊維が『羊毛(ウール)』です。

羊以外の動物の毛は、①繊細で柔らかい繊獣毛と、②粗末な粗獣毛とに分けられ、繊細で柔らかい繊獣毛に属するカシミヤなどは『高級獣毛』からつくられる繊維が、ファッションに用いられる『獣毛繊維』です。

その獣毛繊維のうち、衣服の品質表示で【指定用語】となっているものには、『カシミヤ』、『モヘヤ』、『らくだ(キャメル)』、『アルパカ』、『アンゴラ』があります。

※[ジ・アフタ]より引用

品質表示の【指定用語】には、この他に『毛』として、ヤギ科の『カシゴラ』、ラクダ科の『リャマ』、『グアナコ』、『ビクーニャ』とウサギ科の『チンチラ』、『その他の毛』があります。

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