広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。
ドライクリーニングでは、汚れの除去と併せて再汚染の防止が重要な要素になります。
今回は再汚染の事例を紹介しながら、再汚染防止に必要な条件を考えます。
品名:ジャンパー
素材: ポリエステル
取扱い表示:ドライ石油系
処理方法:石油系溶剤によるドライクリーニング10分、加熱静止乾燥
■ 衣類の状態
石油系ドライクリーニングを行ったところ、前身頃見返し部分や衿、台衿などの接着芯地が使用されていると思われる部分に、ドット状のシミが生じている。
■ 原因
溶剤中に溶解している油性物質などが接着芯地の樹脂に吸着、再汚染したもの。
顕微鏡で観察すると、シミ部分の繊維が樹脂で粘着していることや、エタノールや油性シミ抜きスプレーなどでシミが除去できることから、油性物質などによる汚染が生じていると推定できる。
■ 事故の防止対策
メーカー指定量のドライ洗剤をチャージした清浄な溶剤を使い、負荷量、洗浄時間、循環液量などを適正に管理すること。
■ 溶剤管理
特に石油系ドライでは、フィルター性能の低下や能力不足、吸着性のない油性汚れの存在などのため、溶剤中に汚れが蓄積することから、溶剤の酸化と着色状態、フィルター圧などをチェックする必要がある。
■ 負荷量
負荷量は、メーカーが指定するワッシャー標準負荷量の80%程度に調整することが望ましい。
負荷量が多くなれば、溶剤中に出てくる洗たく物からの汚れの量も多くなるため、フィルターでの汚れの除去に時間を要する。
※[クリーニングニュース]より引用
ドライクリーニングでの再汚染トラブルは、クリーニング店での溶剤管理や点検を毎日行い、きれいな溶剤で洗うことや負荷量、洗浄時間などにより発生は防げます。
広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。
ドライクリーニングでは、汚れの除去と併せて再汚染の防止が重要な要素になります。
今回は再汚染の事例を紹介しながら、再汚染防止に必要な条件を考えます。
品名:ジャンパー
素材: ポリエステル
取扱い表示:ドライ石油系
処理方法:石油系溶剤によるドライクリーニング10分、加熱静止乾燥
■ 衣類の状態
石油系ドライクリーニングを行ったところ、前身頃見返し部分や衿、台衿などの接着芯地が使用されていると思われる部分に、ドット状のシミが生じている。
■ 原因
溶剤中に溶解している油性物質などが接着芯地の樹脂に吸着、再汚染したもの。
顕微鏡で観察すると、シミ部分の繊維が樹脂で粘着していることや、エタノールや油性シミ抜きスプレーなどでシミが除去できることから、油性物質などによる汚染が生じていると推定できる。
■ 事故の防止対策
メーカー指定量のドライ洗剤をチャージした清浄な溶剤を使い、負荷量、洗浄時間、循環液量などを適正に管理すること。
■ 溶剤管理
特に石油系ドライでは、フィルター性能の低下や能力不足、吸着性のない油性汚れの存在などのため、溶剤中に汚れが蓄積することから、溶剤の酸化と着色状態、フィルター圧などをチェックする必要がある。
■ 負荷量
負荷量は、メーカーが指定するワッシャー標準負荷量の80%程度に調整することが望ましい。
負荷量が多くなれば、溶剤中に出てくる洗たく物からの汚れの量も多くなるため、フィルターでの汚れの除去に時間を要する。
※[クリーニングニュース]より引用
ドライクリーニングでの再汚染トラブルは、クリーニング店での溶剤管理や点検を毎日行い、きれいな溶剤で洗うことや負荷量、洗浄時間などにより発生は防げます。