クリーニング大野屋の社長ブログ

水性シミについて説明します。

水性シミの種類は、食べこぼしなどが多く、卵、肉汁、ミルクなどがタンパク質系です。

これとは別に、コーヒー、お茶、お酒、果汁などのタンニン質系があります。

水性シミなので、家庭洗濯ができる衣類については、水洗いで簡単に除去できるシミもありますが、逆に『ドライクリーニング』だけでは簡単には落ちません。

 油性シミ編でも話したように、『順次よく』シミ抜き作業を行うようにしないといけません。

例えば『コーヒーのシミ』に、タンニン質系のシミ抜き剤を使用しても落ちません。

『一般油性』→『特殊油性』→『タンパク』→『タンニン』というように、個々のシミ抜き剤を駆使して、除去していきます。

ご理解いただけましたか?

シミによっては、、『時間』と『手間』がかかるのです。

また、油性、水性以外に不溶性というシミもあります。

食べかす、カーボン、排ガスなどがあり、これらの物質が『落としにくいシミ』です。

 最後にシミと変色(酸化)の違いを説明します。

シミとは衣類などの生地の上に異物(汚点)が付着した状態のことを指しますが、汗などのシミで襟や脇に出来た黄変などは、変色(酸化)です。

シミは単に生地の上に付着しているのですから、それを取り除けば良いのですが、シミが酸化することで生じたものが変色なので、これを無くするためには元の状態に『復元』る必要があります。

弊社では、こうした落ちにくいシミ抜きのことを『復元加工』と呼んでいます。

シミでお困りのときは、『クリーニング大野屋』へご相談下さい。

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