クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

ジャケット、素材 天然皮革(羊革)、取扱い表示 なし、処理方法 石油系溶剤による皮革クリーニング・洗い3分、皮革用プレス仕上げ

■ 衣類の状態
クリーニング前にはなかったシワが、主に左右の前身頃に生じていたというもの。同様のシワは、各所にランダムに生じている。

■ 原因
クリーニングしたことで、生体時の皮膚のシワや組織のムラなどが目立つようになったことによるもの。このような現象は、動物の皮を剥いで加工する天然皮革で特有に生じるものであるが、こうした特性が十分に理解されていないため、クリーニングの後でトラブルになることがある。

■ 事故の防止対策
天然皮革の特性であるため、抜本的な解決策はない。
天然皮革製品をクリーニングで受け付ける際には入念なチェックを行い、生体時に受けたキズや皮膚のシワ、組織のムラなどがクリーニングすることにより明瞭になる可能性があることを利用者に伝え、了承を得た上で処理すること。

■ 受付での主なチェック項目と利用者への伝達事項
・天然皮革は、個体や裁断する部位の異なる皮革を集めて1着の縫製品とするため、縫い目を境にして色や風合いに違いが生じることがある
・スエードの場合には、縫い目を境にして毛羽の状態に違いが生じることがある
・生体時の血管の跡や皮膚病、けがの跡、ダニに刺され跡などが クリーニングで明瞭になることがある。
・著しい汚れや固着した汚れ、シミやカビなどは除去できないことがある。
・クリーニング前には目立たなかったシミや目に見えないシミなどがクリーニングすることで浮き出てくることがある。

※[クリーニングニュース]より引用

『クリーニング大野屋』では、革製品のクリーニングにおいての【ご利用規約】を作成しています。

お客様が注意事項に了承していただき、サインをして頂く様にしています。

また、万が一のトラブルで賠償問題になった場合の事も明記しており、お客様が安心してご利用いただくように受付での注意を払っています。

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