クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

■ 事故の状態

素材:表地 ポリエステル(バックコーティング加工)、中わた ポリエステル、裏地 綿のバッグ。

クリーニング後、全体の色が変わりべたつきが生じた。

■ 原因

表地裏側に塗布されている樹脂が表側にシミだしたことによるもの。

■ 処理方法

ウエットクリーニング(ブラシによる手洗い)、 自然乾燥

■ バックコーティングのシミ出し

表地裏側に塗布されている樹脂が表側にシミ出しており、生地が濃色になり、わずかにべたつきが生じた。

針で生地表面を触ると付着している樹脂が糸を引くのが確認できる。

コーティング製品は、コーティング樹脂が空気中の水分などの影響を受けて加水分解することで、シミ出しやべたつき、剥離などの現象が生じます。

バッグの素材や構造は、一般繊維製品と異なり確認することが困難です。

特に生地の裏側に樹脂をコーティングしたバックコーティング製品は、確認することができないため事故が生じてから気付くことが多くあります。

■ 事故の状態

素材:天然皮革

内袋のスエード部分の底が濃色になり、硬くなって収縮している。

表側の底部分も変形している。

洗浄前の点検時に発見したもの。

■ 原因

除湿剤に使用される塩化ナトリウムの付着により生じたもの。

■ 除湿剤付着による天然皮革の硬化・収縮

白色固体の除湿剤(塩化カルシウム)は、吸湿すると透明な液体になります。

これが天然皮革に付着すると、皮革が変性して硬化します。

塩化カルシウムは除湿剤のほか、融雪剤(凍結防止剤)などに使用されています。

液体になった塩化カルシウムを処理する際は、飛び散って皮革製品や身体などに付着しないように注意が必要です。

※[技術情報]より引用

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