クリーニング大野屋の社長ブログ

事故の状態

ポリエステル素材のプリーツスカートの左脇側のプリーツが消失し、生地が伸びたようになっている。

原因

タンブラー乾燥の熱やスチームトンネルでのスチーム処理により、プリーツが消失したもの。

特にプリーツを固定(しつけ縫いなど)しない状態のまま、スチームトンネルを通したことに問題がある。

事故の防止対策

プリーツが消失しないように適切な処理を行う。

ポリエステルプリーツ製品の取扱方法

ハンガーに吊るすなどして、プリーツが自然な状態になるなるように取り扱う。

しつけ縫いなどをして開かないようにする。

ウエットクリーニング、またはドライクリーニングでソフトに取り扱う。

脱水、脱液は軽く振り切る程度とする。

乾燥はシワを伸ばしてプリーツを整え、ハンガーなどに吊るして陰干しで自然乾燥するか、40度以下のタンブラー乾燥を行う。

プリーツの形を整えてバキュームなどで固定し、浮かしアイロンで軽くスチーム仕上げをする。

スチームボックス、スチームトンネルでの仕上げは不可。

 スチームによる仕上げは短時間であっても温度が高く熱量も大きいことから、タンブラー乾燥以上にプリーツに影響が大きい。

※[クリーニングニュース]より引用

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