クリーニング大野屋の社長ブログ

事故の状態

ダウンジャケットが、クリーニングに出す前に比べ、羽毛の膨らみがなくなった。外から触ると、キルティングの間で膨らみがなくなっていたり、羽毛の固まりができているのが確認できる。

原因

取扱い絵表示は、手洗い表示にもかかわらず、ランドリーワッシャーによる水洗処理を行ったため、羽毛が絡む合うことで塊状になり、キルティングの羽毛のかさが減り、膨らみがなくなったもの。

事故の防止対策

羽毛の絡み合いは、水分と物理的な作用が加わることによって生じるため、水洗処理を行う際には過剰な機械力を加えないようにする。

羽毛製品

ガチョウやアヒルなどの水鳥から採取される羽毛には、ダウン(ワタ羽)とフェザー(羽根)の2種類があり、通常は両方を混合して使っている。一般にはダウンの混用率の高いものほど高級とされており、中わた素材として優れた保温性、吸湿性と透湿性、圧縮回復性などの機能と特性を持つことで知られている。

ダウン製品のクリーニング

羽毛自体はウエットクリーニング、ドライクリーニングどちらでの処理も可能だが、取扱い絵表示、使用素材・生地加工、汚れの程度などを相対的に判断して、クリーニング処理方法を決める必要がある。

※[クリーニング ニュース]より引用

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