クリーニング大野屋の社長ブログ

裁断した生地の布端(裁ち目)は、ロックや端ミシンなどをかけて処理するのが一般的ですが、デザイン上、布端の始末をしないで裁ち切りのまま使用されているものがあります。

裁ち切りのまま使用されている生地パーツの裁ち目は、着用やクリーニングなどの物理的作用によりほつれてきたり、バイアスにカットしたニットの場合はカールしたりすることがあります。

■ 事故の具体例

絹のブラウス、布端の始末をしていない袖口がほつれているとの申し出があった。

■ 考えられる対応策

製品情報として、着用やクリーニングによって裁ち目の状態が変化することを表示に記載する。

販売時には、製品の特性上裁ち目の状態が変化することなどを伝える。

クリーニング受付時には、製品の点検を十分に行うとともに、利用者に対してクリーニングによって裁ち目が変化する可能性を説明し、了解を得た上で処理する。

※[技術情報]より引用

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