クリーニング大野屋の社長ブログ

風邪に抗菌薬は効かないのか? 2015年12月20日(日)

「日本人は薬を使い過ぎる」といわれる。

金額ベースで見ると、全世界の2%の人口で全世界の10%の薬剤費を使っているとの推計や、それ以上との試算もある。

なかでも抗菌薬を乱用する無駄遣いが以前から問題視され、抗生物質が ほとんどの感染症に効くと思っている人がまだいるらしい。

漢字を読めば分かるように、抗生物質を含めた「抗菌薬」は細菌感染のみに有効なので、風邪の89割を占めるウイルスによる感冒と、インフルエンザには全く効かない。

効かないにもかかわらず使うと、副作用だけが起きたり耐性菌が生まれ、本当に必要な時に効かず、高年齢者や子供、病人の死亡リスクが高まったりするとの事。

また、統計では「薬が5剤を超えると死亡リスクが高まる」ようだ。

患者として必要な薬は正しく使うべきだが、クスリはリスクであることも知っておこう。

※[九州スポーツ]より引用

私は入院を4度経験していますが、この記事を読んで、同じ部屋の高年齢の患者さんが、食後5剤以上(710剤近く)確かに服用されていたことを思い出しました。

本当に怖い話です。

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