クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

■ 石油系ドライクリーニングによる合成皮革の硬化

海外製のワンピースを取扱い絵表示のとおり、石油系溶剤でドライクリーニングしたところ、トリミングで使用されていた合成皮革が硬化し、ひび割れた。

•組成表示・・・ポリエステル100%、別布部分(合皮):ポリエステル81%、レーヨン16%、ポリウレタン3%

•取扱い絵表示・・・ドライ石油系

•洗浄方法・・・石油系溶剤によるドライクリーニング

•事故原因・・・合成皮革にポリ塩化ビニル樹脂を使用していたため、石油系ドライクリーニングにより硬化とひび割れが生じたもの。

現品は海外製品で、元々取り付けられていたISOの記号による表示は、手洗いであったのに対し、JISの記号による表示は石油系となっていた。

海外で付けられた表示と国内の表示が異なっている場合には、十分な注意が必要です。

※[技術情報]より引用

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