クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

■ ランドリーによるフェルト収縮

取扱い絵表示を参照してワイシャツをランドリーしたところ、全体的な毛羽立ち、硬化、収縮が生じた。

•組成表示・・・綿100%

•取扱い絵表示・・・40度以下の水洗いネット使用、脱水ヨワク、陰干し

•洗浄方法・・・ランドリー

•事故原因・・・組成表示と取扱い絵表示が誤表示であったため、それを参照にしたランドリー処理によってフェルト収縮が生じたもの。

組成表示のとおりに綿100%の素材であれば取扱い絵表示に問題はありませんが、実際に使用されていたのは毛素材であったため、ランドリー処理したことで、フェルト収縮が生じたものです。

生地の触感などに違和感がある場合には、組成表示を疑ってみることも必要になります。

※[技術情報]より引用

①〜④までの『メーカー責任による事故事例』は、今まで使用されていたJIS記号によるものです。

昨年12月1日より、新しい洗濯表示 JIS  L  001 (新JIS)に規定する記号に変更されました。

これにより繊維製品の取扱いに関するよりきめ細かい情報となっているため、今後はメーカー責任による事故が起きないようになるかも知れません。

次は、『取扱い表示が関連するクリーニング業者責任による事故事例』を紹介します。

ページトップへ