クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

■ 石油系ドライクリーニングによるラインストーンの溶解

チュニックを取扱い絵表示のとおり石油系溶剤でドライクリーニングしたところ、装飾に使用されていたライトストーンが溶解した。

•組成表示・・・レーヨン95% ポリウレタン5%

•取扱い絵表示・・・ドライ石油系

•洗浄方法・・・石油系溶剤によるドライクリーニング

•事故原因・・・ドライクリーニングには適さないポリスチレン樹脂製のライトストーンが使用されていたために溶解したもの。

ポリスチレン樹脂は、ドライクリーニング溶剤に溶解する性質があります。

現品には、ポリスチレン樹脂とアクリル樹脂の2種類のライトストーンが混在して使用されており、石油系のドライクリーニングによってポリスチレン樹脂のライトストーンが溶解した事例です。

ライトストーンに使用されている樹脂の種類を判断することは困難です。

ドライクリーニングを指示する表示の製品には、適切な素材を組み合わせることが求められます。

※[技術情報]より引用

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