クリーニング大野屋の社長ブログ

ワイシャツが縮む理由とは① 2019年2月1日(金)

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

同じクリーニング店に出しているのに、襟やカフスが縮んで返ってくるワイシャツと縮まないワイシャツがあったりしませんか?
ワイシャツには、縮みやすいものと縮み難いものがあります。
根本的に、衣服というのは洗濯をすると生地が若干縮むケースが多いですが、ここでは、ワイシャツの衿やカフスにある縮み問題について解説します。

● ワイシャツが縮む理由とは

ワイシャツにはデザイン上の特性として主に3箇所、重要な副資材が仕込まれています。
「襟」と「カフス」と「前立て」の3箇所に『芯地』というものが仕込まれています。
そして、ワイシャツで縮みが起きる箇所は、ほとんどが「衿」か「カフス」か「前立て」です。
つまり、芯地というのは衣服のシルエットを維持する為などに用いられる副資材ですが、縮みを引き起こす原因にもなる副資材なのです。
しかし、この『芯地』という副資材にはワイシャツを縮ませる『芯地』と縮まない『芯地』に分けられます。

更に、クリーニングでの仕上げ方法によって、縮み易い方法と縮み難い方法に分けられます。

≪ワイシャツの芯地≫

ワイシャツに使われる芯地は表地に接着樹脂を使って接着してあるものが多く、一般的に『接着芯地』またの名を「トップヒューズ芯」と言われ、機械化による合理化が進むアパレルの生産現場では広く普及しています。
また、はじめから接着剤を使わず縫製のみでつける芯地もあり、これを「フラシ芯」と言いますが、高度な技術が要求されることから価格の高い高級ワイシャツなどに使用されるケースが多いです。
そして、縮むワイシャツのほとんどは「トップヒューズ芯」が使用されています。
※[東京都クリーニング生活衛生同業組合HP]より引用

ページトップへ