クリーニング大野屋の社長ブログ

水洗いすると型崩れや縮み、色落ちなどが発生する衣類を『有機溶剤』を使用することにより、衣類への影響を抑えた洗濯方法です。

『有機溶剤』を分かりやすく説明すると、『石油』などで、日常生活で使う『ガソリン』、『灯油』のような溶剤です。

それを使って衣類を洗うのが、『ドライクリーニング』ということになります。

洗濯表示を確認すると、『ドライマーク』や『ドライセキユ系』と記載されている衣類は『ドライクリーニング』が出来ます。

日本のクリーニング店では『石油系溶剤』が殆どですが、欧米では『パークロルエチレン』という『有機溶剤』を使用してのクリーニングもあります。(弊社は両方の溶剤を使用しています。)

家庭用に『ドライ衣料用の洗剤』も市販されていますが、水洗いしても型崩れや縮みなどを最小限に抑える洗剤であって、『ドライクリーニング』ではないのです。

この『ドライ衣料用の洗剤』で洗って「縮んだ!」と、経験された方もおられるかと思います。

衣料の素材に使用されているものは、多種多様なので要注意を!

また、『ドライクリーニング』は、あぶら(油性系)汚れをよく落としますが、汗などの水溶性の汚れは落ちにくい特性も持っています。

溶剤の特性は、ご理解いただけましたか?

クリーニング店では、この『有機溶剤』けで洗うわけではありません。

通常は『ソープ』が必要になり、溶剤に対して0.3~0.5%くらいのチャージが必要です。

さらに、この溶剤と機械を毎日管理していくのですが、『クリーニング店』の差はここで違いが出てきます。

ページトップへ