クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

ジャケットに使用している芯地を固定するためのハ刺しの糸が表面に出ている部分を、クリーニングで傷になったと誤認した事例です。

■ ラペルの裏側の生地が、くぼんだようになっています。

紳士スーツのジャケットの前見頃に使用している芯地は、フラシの毛芯地で胸上部、肩部分には毛芯地、バス芯地、胸増し芯地、フェルトの4層構造になっています。

これらの芯地を固定するために手縫いもしくは、ミシンによりハ刺し処理を行っています。

※[技術情報]より引用

『ハ刺し』とは、洋服を作る工程で、結構手間のかかる一つです。

表から確認することはできませんが、ラペルの裏側を見てみると、糸が細かく刺されているのが分かります。

裏側から見ると横一文字ですが、表側は糸がカタカナの『ハ』の字に掛かっていて、そこから『ハ刺し』と云われるようになりました。

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