クリーニング大野屋の社長ブログ

サテンの取扱いについて 2016年12月29日(木)

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

ドレスなどに用いられることが多いサテンについて紹介します。

サテンはデリケート素材で結婚式のドレスやカーテンなどの高額なものに使われます。

また、わずかな織糸の乱れでも目立ちつため、カウンターでのチェックをしっかり行う必要があります。

■ サテンとは

・ たてまたはよこのどちらか一方の、織糸が表面に長く浮いた組織。朱子織物*。

・ 浮き糸と平行の方向には滑らかで光沢があるが、摩擦に弱い。

・ 光沢を生かした絹や化学繊維のフィラメント*を使用したものが多い。

* 朱子織物‥‥経糸(たていと)・緯糸(よこいと)五本以上から構成される、織物組織(三原組織)の一つである。

* フィラメント‥‥細かい糸状の構造を示す

■ 注意点

サテンはデリケートな素材のため、すべてのクリーニング工程において特別な取り扱いが必要です。

受付・返却時には次の点をチェックしましょう。

・ 摩擦による損傷の有無。

・ 浮き糸の引き抜けの有無。

・ 汗や水溶性汚れなどによる光沢の消失や変退色の有無。

・ クリーニングや染み抜きによる加工剤の消失。

・ 不適切な仕上げによるアセテート製品の光沢の消失。

・ 製造過程での過剰な加工剤による色むら。

※[技術情報]より引用

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