クリーニング大野屋の社長ブログ

コートの袖口が破れた⁉︎ 2018年4月12日(木)

広島で宅配クリーニング(布団・ジュータン・衣類)もしている『クリーニング大野屋』の政木です。

気付いたらコートの袖口の裏地が破れていた、という経験はありませんか?

『着用摩擦』で、擦り切れることがあります。

『着用摩擦』と言うのは、洋服を着ている時の体の動きによって、絶えず受けている摩擦のことをいいます。

摩擦を受け続けていると、生地が薄くなり擦り切れてしまいます。

裏地は洋服の裏に使われているために、摩擦などを受ける印象はありませんが、中に着ている服や裏地同士での摩擦を受けます。

裏地を作る素材としては、ポリエステルやナイロンは、着心地はあまりよくありませんが、摩擦に強く擦り切れにくいといわれています。

逆に、レーヨン、キュプラ、シルクは着心地は良いが、摩擦に弱く擦り切れやすい繊維として有名です。

そのシーンによって、洋服選びも重要になります。

特に注意したい事は、腕時計やアクセサリーが、裏地に触れる場合は外して着用することです。

腕時計やアクセサリーは、凹凸が多いため、同じところばかり摩擦が起こりやすくなります。

そうするとその部分だけが、裏地の厚さが薄くなり、擦り切れやすくなります。

※[東京都クリーニング生活衛生同業組合HP]より引用

裏地の役割は、衣類のシルエットを整えたり、着心地を良くするものですが、キュプラやレーヨンの裏地は、着用摩擦を受けやすい袖口や裾などが、擦り切れることがありますのでご注意を!

ページトップへ