クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

クリーニングの要因による事故件数は、14件(昨年比8件減)であった。

事故の内訳は、『不適切な処理による変化』7件、『不適切な洗浄による変化』6件、『不適切な薬剤の使用による変化』1件。

『不適切な洗浄による変化』は、素材や構造等を確認した上で処理を行っていれば避けることができたと考えられるものが多い。

『不適切な洗浄による変化』では、石油系ドライの表示があったものをテトラクロロエチレンによるドライクリーニングを行ったところ、糸くずが付着したようになった。

ストレッチ素材として使用されているポリウレタン糸が、テトラクロロエチレンでのドライクリーニングで膨潤し、吹き出したものでポリウレタン糸が、テトラクロロエチレンでのドライクリーニングで膨潤し、吹き出したもので、ポリウレタン糸を使用した製品に対しては表示に従い石油系溶剤によるドライクリーニングを行うことが基本となる。

ショール中央に縫い付けられている天然毛皮の皮革部分が、石油系ドライクリーニングにより硬化した。

毛皮をドライクリーニングした場合、皮革の油脂が脱脂されることなどで硬化することがある。

取り外しのできない天然毛皮の装飾がある品物をクリーニングする際は、事前に利用者の了承を得た上で処理を行うか、毛皮専門のクリーニングをすることが望ましい。

※[技術情報]より引用

ポリウレタン混の素材は、必ず石油系ドライクリーニングでの洗浄を行わないといけません。

クリーニング店の、単純な仕分け作業のミスだと思います。

また、最近では毛皮が縫い付けられているものもあり、毛皮専門のクリーニングを行う必要があります。

ページトップへ