クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

『合成皮革』は、生地の表面にポリウレタン樹脂をコーティングして、天然皮革をまねて作られた素材です。

ポリウレタン樹脂は軽くて、柔軟性に富む優れた素材ですが、空気中の水分などの作用によって『加水分解』し、劣化します。

その寿命は、2〜3年といわれ、劣化の状況はそれぞれ異なりますが、クリーニングによって次のような現象が生じる可能性がありますのでご了承下さい。

① ひび割れ

ポリウレタン樹脂の柔軟性がなくなり、ひび割れた状態になります。

袖口などに見かけます。

② ぶくつき

生地にコーティングされたポリウレタン樹脂がはがれ、所々空気が入りぶくつきが生じる。

③ 剥離

生地にコーティングされたポリウレタン樹脂がはがれる。

『天然毛皮』は、着用による摩擦などで生じる毛のすり切れなど、クリーニングによって明瞭になる場合がありますのでご了承下さい。

① 毛皮製品は摩擦などで、毛がすり切れ、皮革部分が露出する場合があります。

② 袖口や裾部分などにある毛皮は、摩擦を受けやすいため、毛が短くなったりします。

クリーニング店では、品物の状態を確認するための検品はしていますが、以上のような場合、クリーニングをすることにより顕著に目立つことがありますので、ご理解、ご了承下さいますようお願い致します。

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