クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

ギャンブル依存症の患者は無理をしなくても良い場面で、不必要にリスクを冒してしまう傾向が強いことが検証実験で分かったと、京都大の高橋准教授(精神医学)のチームが英専門誌電子版に発表したとのこと。

チームは「千円ほどの負けでも取り返すしかないと思い、不要なギャンブルを繰り返すのではないか」と分析しているという。

脳の特定の部位で活動の低下も確認されたことから、これまでの心理療法に加え、脳に電気などの直接的な刺激を与える治療も有効ではないかと見ているようだ。

実験では、患者と患者でない人を対象に、得られる点数やリスクの大小が異なる画面上の選択肢を選んでもらい、同時に脳の活動状態を機能的磁気共鳴画面装置(fMRI)で観察した。

点数獲得にはノルマを設定したもの。

ノルマが低い場合、患者でない人はリスクを避けて安全で確実な選択をした。

一方、患者はノルマが高い場合でも低い場合でもハイリスクな戦略をとる傾向が強かったため、リスクの取り方を柔軟に切り替えられないことが分かったとしている。

患者の脳では『背外側前頭前野』という状況判断に関係する部位で、活動低下や連携機能の弱まりも見られたという。

※[中国新聞朝刊]より引用

このようにギャンブル依存症の人は、”不必要なリスクを選ぶ傾向”があるようです。

以前読んだ「ボケないのは、どっち?(作家・神経内科医 米山氏)」の著書には、「ギャンブルは、お金を賭けるリスクによって緊張感が生まれ、それが「損はしたくない」「できれば勝ちたい」という意欲につながる」と書かれていました。

また、「ストレスは軽度なものであれば、脳をほどよく活性化させる」としていました。

ギャンブルはボケ防止に役立ちますが、気を付けないといけないのが『依存症』と、その先生も言われています。

ギャンブルで勝ったときの記憶というのは、鮮明に残りますが、逆に負けたときのことは都合よく忘れ去られてしまう。

だからいくら負けても全く懲りず、勝ったときのイメージを追い求め「またあの快感が味わいたい」とギャンブルを続けてしまうようです。

この快感の正体が『ドーパミン』という脳内物質とのことです。

興奮状態になるとこれが分泌され、脳内には、それを受け取る『受容体』があり、快感を繰り返し味わうことで大きくなり、より強い刺激を受けなければ受容体が反応しなくなってしまうそうです。

この負の連鎖こそが、ギャンブル依存症の恐怖。

ギャンブルだけでなく、薬物やその他の『依存症』も同じ原理のようです。

私は『競馬』だけ楽しんでいますが、『依存症』には要注意ですね!

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