クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

● 家庭洗濯におけるウエットクリーニング

MA値(メカニカルアクション)は、洗濯する際タタキ効果の強さ弱さを見る基準です。

家庭洗濯の場合、【標準洗い】ではMA値が50以上となり洗浄力は良いのですが、シルクやウールなどの衣類にダメージを与えてしまうと報告されています。

□ 各ウエットクリーニング記号とMA値(参考値)について
•ⓦ・・・MA値70〜85
・・・MA値35〜45
・・・MA値25〜30

MA値30以下の洗いでは、機械のタタキ効果が殆ど発揮されていないので、洗浄力が上がりません。

縮まないけど、汚れ落ちが悪いということになります。

● 洗いから最終脱水までMA値30以下の条件設定
ウェットクリーニング記号の非常に弱い処理の表示製品を処理するためには、洗いから最終脱水までのMA値を30以下にする必要があります。
手間を省くための手段としては、家庭用全自動洗濯機に設定されている【ドライコース】や【おしゃれ着コース】など、手洗いに相当する洗濯プログラムによる処理を推奨しています。(全ク連)

● 手洗いに相当する洗濯プログラムによる処理を推奨する理由
家庭用全自動洗濯機に設定されている【ドライコース】や、【おしゃれ着コース】など手洗いに相当する洗濯プログラムでは、ウールのセーターをフェルト化せずに洗うことができます。
洗濯温度35℃以下でMA値が30〜40程度であれば、ウールのフェルト化は起こらないことが示唆されており、【ドライコース】や【おしゃれ着コース】などのMA値は、40以下になっていることが推測されました。

※[技術情報]より引用

また、家庭用全自動洗濯機おいてウェットクリーニング記号の《非常に弱い処理》に使用するのは、ドラム式よりもパルセーター式洗濯機のほうが適していると報告されています。

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