クリーニング大野屋の社長ブログ

大阪の串カツ店では、大きめの器に入ったソースを客同士が共有し、一度口を付けたカツを再度ソースを漬けることは許されない。

かつて『ナニワのおきて』と呼ばれたこのルールも、メディアに幾度も取り上げられたり、串カツ店が全国展開を始めたことで、常識として全国に普及した感がある。

しかし、外国人には通じない場合が多いのではないか。

40店以上の串カツ店が軒を連ねる新世界は、『串カツのメッカ』として知られる。ここ数年は、電気街の日本橋から串カツ目当てに足を伸ばす外国人が多いという。

新世界に本店を構える人気店の担当者は、「外国人のお客様が、カツの2度漬けをする」なんて話し、聞いたことがないという。

ルールを守るよう3カ国語で、注意書きを出しているし、メニューにも『2度漬け禁止』と書いているとのこと。

「外国のお客様は、観光ガイドを見て来客される方がほとんどで、ガイドブックにも『2度漬け禁止』が説明されているので、みなさんルールを知っています」と話す。

酔っぱらって思わず2度漬けしてしまう日本人のおっさんより、外国人観光客のほうがよっぽど串カツ文化に精通しているようだ。

※[週間J-CAST通信]より引用

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